番外編
症例53

症例52

症例51

症例50

症例49

症例48
症例47
症例46
症例45
症例44
症例43
症例42
症例41
症例40
症例39
症例38
症例37
症例36
症例35 常に痛い背中の痛み
施術回数 2回
先日不幸があり、葬儀が終わった後から急激に背中が痛くなり、どうにもならない。背中を伸ばす事ができないため仰向けで寝れない。歩く度に背中に響く感じある。痛みのある場所は少し触れるだけでも痛いと叫ぶ。
症例34 咳で悪化した寝返りも出来ない腰痛
施術回数 4回
正月に風邪を引き咳が止まらなくなり、咳をする度に腰に堪えるようになった。その後歯医者の椅子に座っていると急激に腰が痛くなって寝返りも痛くて出来ないようになり、1ヶ月以上痛み止めや湿布で対応してみるが、改善の兆しもないまま日常生活で困っていた。鍼灸師の甥に相談したところ当院を紹介して頂いた。
症例33 3カ月前に急激に痛くなった腰痛
施術回数 2回
去年の12から徐々に腰が痛くなり、趣味のゴルフに行った後から急激に痛くなった。それから動く事はできるが、常に腰に気をつけながら生活をしている。最近は左のお尻からモモの辺りまでシビレている。毎日痛み止めを飲みなんとか生活している状態である。足を引きずりながら歩いていたら友人に当院を強く勧められ、針(注射)がものすごく嫌いの中来て頂いた。
症例31 授乳中になった産後のぎっくり腰
施術回数 2回
今朝生後2か月に授乳中に腰の真ん中辺りに痛みが走り動けなくなった。動き出しがとても痛く、前の屈む事も後ろに反る事も出来ない。元々慢性の腰痛があり、腰に不安を抱えていた。痛みを堪えながら動くが腰を伸ばして歩く事ができない。上に3歳のお子さんもいてとても困っていた。以前にもギックリ腰のようになった時に鍼灸院で良くなった経験があり、当院のHPをみて頂き来院。
症例31 じっとできない腰痛
施術回数 2回
前から腰痛はあったが、2週間前から急に痛みが強くなり、朝の起きる時や椅子に座っていると腰や骨盤の骨の辺りがたまらなく痛くなりじっとできない。仕事柄座ることが多くまた腰が痛くて前屈み、後ろに反ることもできない。会社の同僚に当院の事を聞き、連絡を頂いた。
症例30 32週目の妊娠中の腰痛
施術回数 1回
現在32週目、第二子を妊娠中で腰痛と足のむくみにお困りである。元々お腹が大きいため前に屈む事は出来ない少し前屈みになるだけでも腰に痛みが走る。靴下を履くことが困難で痛みがある。上のお子さんが3歳でやんちゃなので大変である。寝ている時も腰が痛いような感じがそのせいもありよく起きる。むくみはあるが、検査に引っかかるほどではない。足もよくつる事がある。お腹の張りなどはあまり感じてはいない。旦那さんの紹介で来て頂いた。産科の先生には鍼灸を受ける許可を頂いた。
症例29 引っ越し作業で 痛めた腰痛
施術回数 2回
最近引っ越し作業(屈む作業が多い)をしている最中に徐々に腰が痛くなり、以前ギックリ腰になった前の時のような感じがし、以前ギックリ腰で施術を受けた良くなったのでこの度も連絡を頂いた。
症例28 座っていると徐々に痛くなる腰痛
施術回数 2回
長時間同じ姿勢で立ったり座っていると左腰が痛だるくなり、動き始めに痛みが強い。仕事ではほとんど座っていることが多い。会社の同僚の紹介で来院した。
症例27 徐々に動けなくなった腰痛
施術回数 2回
一昨日ぐらいからこれと言って思い当たる原因はないが徐々に腰が痛くなり、今動けないぐらいの痛みになった。何とか歩けるが腰を動かすに恐怖を感じる。何をしても腰の真ん中の骨が痛む。以前通院したことのある当院に連絡を頂いた。
症例26 物を拾う時に出る腰痛
施術回数 1回
少し前から腰に痛みがあり、右手を伸ばし物を拾おうと腰を屈めると腰に痛みが走る。左手を伸ばして屈めても痛みは少ない。普通に前屈する分にはさほど痛みを感じない。
患者
60代 男性
来院
2019/1~2019/6
計17回
来院理由と症状
去年の12月ぐらいから右の腰の痛み、右のももの裏のしびれが出始めてた。それから常に痛みしびれがある。特に座っているとつらくまだ立っている方が楽なような気がする。食事も座っていられないため立って食べる事も多く、横になっても痛みやしびれが強いため、熟睡できない。朝の動き始めや歩くと痛みやしびれが増すので100mも歩く事もできない。 妻の友人から当院の事を聞き、来院に至った。
初回 痛みやしびれが激しい中今何が一番お困りかというと座っていられない事とお風呂でシャンプーをするときに頭を下げると腰に激痛が走り、お風呂にも入りたくないとの事。
まずは、座れるようになることを目標にしましょうと目標を共有し、施術を始めた。
じっと仰向けで寝ることが出来ないため、すばやくお尻の緊張を緩める、股関節を動きやすくする目的で手と足のツボに鍼をした。
次にうつ伏せになってもらい、しびれに対応する腰のツボに鍼をした。しびれの感覚が少し薄くなった。
座ってもらいシャンプーをするような姿勢を取ってもらい痛みの場所、痛みが出る場所を確認し手と肩甲骨と首のツボに鍼をして、先ほどの動作を確認をした。痛みは軽くなり初回の施術を終了した。
2回目 3日後 あれからイスにしばらく座れるようになり、お風呂の洗髪もできるようになった。
今は長時間座ると痛みとしびれがキツくなり、立ち上がって少し動かすと少しだけ紛れるような感じで、歩くとしびれがひどく歩く事ができない。
前回とだいたい同じような施術を行った。
3~9回 週に2回ペース 徐々にではあるが動けるようになってきた。朝の動きにくさはまだあり動いていると少しずつ動けるようになる。歩くのは少し距離が伸び15分ぐらいは痛いながらも歩けるようになってきた。
10~13回 週に1回ペース 朝がツラい、歩ける距離も伸びてきた。無理のない範囲でウォーキングをできるようになった。
14~17回 期間を空け3週間に1回のペース 朝の動きにくさもあまり感じなくなり、神奈川まで一泊二日の旅行に行く事ができるようになった。日常生活ではさほど困らなくなったのでこれで卒業となった。
ツボ
威霊、精霊、中腰、空リョウ、承山、後谿、C5(1)、T4(4)、曲池、玉陽、築賓、飛陽、大腰など
活法
骨盤回し、ハムの透し、坐骨上げなど
考察
痛み、しびれがひどく日常生活もままならないような状態であった。一回一回施術のポイントをしっかり絞りながら施術をすることにより時間こそかかってしまったが、旅行に行く事ができるまでに改善した。歩けるようになってからは前向きにウォーキングも継続し、患者さんの努力の賜物だと思われる。
症例22 朝起きる時にツラい腰痛
施術回数 2回
先週ぐらいから腰に違和感を感じていたが、ここ2~3日で朝ベッドから起きる時に痛みが出るようになってきた。日中も仕事柄座っている事が多く、そこから動き始めに痛み、違和感を感じる腰は常に重だるい。
症例21 掃除機をかけている時なったギックリ腰
施術回数 3回
GWにひ孫たちが遊びにきたり色々忙しくし、GW明けに家を掃除をしているとギクッと腰に痛みが走り、腰を伸ばす事が出来なくなった。痛み止めを飲んでも痛みが強く動く事がままならない。動いても痛いが何もしなくても腰の下の方骨盤の辺りが常に重だるい。
症例20 中腰でなったぎっくり腰
施術回数 1回
昨日、中腰で作業をしているとグキッと腰が痛くなり、そのまま立てなくなった。この患者さんはぎっくり腰を年に数回するような方で、今回の痛みは中程度だそうです。昔、高い所から落ちて大怪我をした事があり、その時になったか分からないが腰の骨の軟骨が狭くなってると病院で診断された。
症例18 物を持ち立ち上がった時になったぎっくり腰
施術回数 1回
昨日、慣れない運動をし、荷物を持って立ち上がった時に腰がグキっとなってしまった。動けない事はないが、前に屈むと痛みがでる。寝返りなどでも痛みがある。昨晩どうにかしようと思い、銭湯の電気風呂に入ったがあまり変化はなかった。
症例17 歩けないほどに痛むぎっくり腰
施術回数 3回
中腰から起き上がったら腰がギクっとなり痛みが出て歩けないぐらい痛みが出た。本人はどこが痛いかよくわからないぐらい痛い。どうにも動けないので往診の依頼があった。
症例16 じっとしていてもつらい背中と腰
施術回数 3回
お正月から左の背中が痛みが出ていたが、昨日から右の腰の辺りが痛くなってきた。腰の痛みで背中は忘れるほどだった。以前通院していた当院に連絡を頂いた。
症例15 背中に電気が走ったような痛みでなったギックリ背中
施術回数 3回
物を持って手を伸ばして奥の棚にしまおうとした時に背中に電気が走る様な痛みが走り、それから何をしても背中が痛くなり、普通の呼吸はできるが深呼吸をしても痛みが走る。当院には通院歴があり、翌日に仕事を休み、来院した.
症例14 常にお尻から足までシビレて足がこわばる腰痛
施術回数 10回
常にシビレと痛みがあり、椅子にしばらく座った状態から立ち上がりの時にお尻が痛く腰が真っ直ぐ伸ばせない。歩いていてもシビレで歩けなくなる。以前腰部脊柱管狭窄症と診断を受けている。毎年冬場にスキーをしているが、痛くて来シーズンでできないかもしれないと感じ、知り合いに当院の事を聞き来院した。
症例13 物を持ってなったぎっくり腰
患者
男性 40代
来院
2018/12 2回
来院理由と症状
来院の1日前にトースターを持とうとして腰に違和感が走り、徐々に痛くなった。ちょうど腰のくびれの辺りが全体的に痛み、抜けそうな感じで力が入らない。なんとか動けるが腰が曲がってしまって伸ばす事ができない。友人が鍼でぎっくり腰がよくなったのを思い出し、インターネットで当院を見つけ連絡を頂いた。
1診目 動けないことはないが腰を伸ばす事ができない。動きを確認すると前屈み、後ろ反りは痛くて出来ない。腰を回す、傾けるはなんとかできる。痛む範囲は広く、全体的に痛い。
まず少し動きやすくするためにお腹に活法を行い、前屈みが少し楽になった。仰向けで寝てもらい腰の緊張を確認すると左側の方が緊張、痛みが強い。活法を行い、痛みも少なくなり、大分動きやすくなったのでうつぶせになってもらい、ももの裏のツボに鍼をし、お尻のツボに鍼をした。立ち上がってもらうと腰が真っ直ぐ伸ばせるようになる。歩いてもらう足が少しあげにいくとの事で首のツボに鍼をし、動きやすくなったので、痛みはまだ残っているが施術を終了した。
2診目 (4日後) 前回の次の日は少し腰が張ってる感じがあったけど次第に楽になっていった。今は前屈みも少しももが張る程度で苦ではない。少しお尻の方が張る感じがある。うつぶせになってもらい腰のツボとももの裏のツボに鍼をし、骨盤周りを動きやすくする活法を行い、施術を終了した。動いてもらい特に気になる所がなくなったので卒業となった。
ツボ
殷門L、外秩辺L、C5(1)L、腰海LR
活法
透し、腰海パターン、骨盤回し
考察
今回のぎっくり腰はももの裏の緊張が原因でなった腰痛だと考えた。ご本人は腰全体的に痛くてどこが痛いかよくわからない状態であったが活法を行い、少しずつ動きやすくなってくると腰のここが気になるなどがわかるようになってきた。それが分かってくると施術がしやすくなる。動きを改善すると痛みも自然と楽なる。
患者様の声
症例12 ぎっくり腰で動けなくなり、入院した腰痛
施術回数 2回
一週間前に重いもの持ち、それから腰に違和感を感じながら生活していたが、車から降りた瞬間動けなくなり、救急車で運ばれて2日間入院することになった。当初は全く動けずに寝た状態であったが退院して、少しずつ動けるようになってきたが、痛みが強い。まだ歩いている時はまだマシだが、立ち上がり、寝返り等でかなりの痛みがでる。腰の動きを確認すると右に腰を捻る(回旋)と腰に痛みが走る。ももの前側が張っているよ感じあり、重い。知人の紹介で来院した。
症例11 激痛で横になって寝ることができない腰痛
施術回数 6回
7月の終わり頃に痛みがで始め病院を受診すると『L5/S1間のヘルニア』と診断された。痛みとシビレで横になることが出来ず、一か月座って寝ている。神経ブロックをしたり、リリカを処方されてペインスケールは10→7にはなったが、かなりツライ状態である。ネットでホームページを見つけ連絡頂き来院した。
症例10 しゃがんで物を取った後徐々に痛くなった腰痛
施術回数 1回
仕事中にしゃがんで格好で物を取っていたら徐々に痛くなり、次の日の朝は痛みで起き上がれなかった。歩く事はできるが痛みがあり、車の運転の体制や振動でも痛みが出る。腰の前屈(前屈み)をしてもらうと右側の腰が痛くて出来ない。数年前に当院に来ていた事を思い出し来院した。
症例9 仰向けで寝る事ができないぎっくり腰
患者
40代 女性
来院
2018年9月
通院期間
1回
来院理由と症状
昨日の夕方から痛みが出て夜は痛みで寝れる事ができなかった。仰向け、座っているのがツラい
立ってしまえば立っている方が楽。以前当院に通院あり、どうにかならないかと連絡を頂いた。
治療内容と経過
痛みが強く、座る事、寝ることが恐怖心からできなかった。腰を前に屈める時も痛みが強い。まず立ったまま少しでも動けるように手のツボに鍼をし、しばらく置鍼をした。
すると座れそうなので座ってもらって、痛めたときに洗濯物を手を伸ばしてなった気がするとの事。背中を触診すると特徴的なコリを見つけ、対応するスネのツボに鍼をし、肩甲骨のツボに鍼をした。まだ痛み恐怖心はあるが仰向けに寝れるようになった。
昨日は仰向けから起きあがるときに痛たくて大変だったが今は普通に起きる事ができた。
立ってもらい動きを確認すると前屈みもだいぶ楽になり、そこから戻す時に痛みが少し出るので手のツボに鍼をし、楽になったので施術を終了した。
翌日様子を確認したところまだ痛みは少しあるが動けているのでまた問題があったら来て下さいと伝えた。
主に使用したツボ
威霊R、精霊R、玖路R、府蔵3R、後谿R
考察
今回は肩甲骨、胸椎の周辺が原因でなったぎっくり腰ではないかと考えてた。仰向けで寝れなかったのも肩甲骨辺りの影響が出ていたのではなかろうか。痛みが出てる部分は腰でも何をして痛めたか、どうようにしたら痛いかをしっかり見極めて治療をするとぎっくり腰の対応もしっかりできる。ぎっくり腰の治療はまず動かせるようになる事を目標にさせてもらっている。自然に動けるようになると少し痛みが残っていても自然となくなっていくからである。
症例8 物を取ろうとしてなった軽いギックリ腰
患者
70代 男性
来院
2018年8月
来院理由と症状
昨日物を取ろうとして左の腰に痛みが走った。この患者さん前にひどいギックリ腰になった事があり、すぐに連絡を頂いた。歩く事はできるが前に屈むと左の腰に痛みが出る。
治療内容と経過
1診目 物を取ろうとして痛くなった腰痛は胸椎に関係が深いと考え、触診すると特徴的なコリがあった。足のツボに鍼をした。すると痛みが仙腸関節の辺りに移動した。肘のツボに鍼をした。0ではないが腰の痛みはほぼなくなった。あとは腰を整える活法をし、治療を終了した。
2診目 翌日、調子は良く、治療が終わったら軽くジムに行く予定にしている。予防も兼ねて前回とほぼ同様の治療をして、無理せずにしてくださいと約束し、治療を終了した。
主に使用したツボ・活法
玖路L、曲池R
腰痛パターン、大腰筋の導引
考察
今回の症例はそこまでひどくないギックリ腰だった。何をして痛めたかをしっかり見極め、適切に施術を行えば身体の連動性が回復し、動けるようになる。腰が痛いからと言って腰に直接施術をしていれば回復が長引いたかもしれない。
患者
50代 男性
来院
2018年 7月
来院理由と症状
今朝椅子に座ってコップを取ろうとして腰の痛みが出た。そのときは大丈夫だと思い職場に向かったが徐々に痛くが強くなり、早退した。腰は真ん中辺りが痛く、家にあった痛み止めを服用したが効果はあまりない。立ち上がり、歩く動作が痛く、腰を屈めて杖をついてなんとか歩ける。この患者さんは一年に一回ぎっくり腰になって当院に来ている。色々話を聞くと6月は仕事が忙しくかなり無理をしていたとの事。また仕事柄、中腰やへんな体勢で長時間作業する事が多い。また5日後には仕事が忙しくなるのでなんとかしてほしいと連絡があって来院した。
症例と来院理由
1診目 まず動く事が難しいので少し動けるようにするために立った状態で活法をした。すると立ち上がり、歩く動作は少し楽になった。
腰の痛みが右側であるという事が分かるようになった。仰向けに寝てもらい、手のツボに鍼をし、少し置鍼をした。腰の張り、圧痛が軽くなったのを患者さんにも確認してもらった。
次にスネのツボに鍼をし、寝返りが楽にできるようになった。うつ伏せになってもらい、お尻、ふくらはぎのツボに鍼をし、起き上がるってもらい動いてもらい痛みを確認した。杖はつかなくても歩けるようになった。腰はまだ完全には伸ばしきれないが動けるようになる。
2診目 翌日、朝ベッドから起き上がる時に痛みが出た。杖は一応ついている。
再度動きを確認したところ前屈が腰が張ってできない。痛いところは右の腰の辺りである。
側屈は右に身体を傾けると痛みが出る。
手とスネのツボに鍼をし、動いてもらうと少し楽。腰のツボ、ふくらはぎのツボに鍼し、前屈、右側屈ができるようになったのを確認して終了。帰りは杖を肩に担いて帰って行った。
3診目 2日後 ベッドから起き上がる、立ち上がり、歩く動作等は少し腰が気になる程度で大丈夫になった。前屈がまだ痛みがでる。
スネのツボに鍼をし、動きやすくなった。次いで大腰筋の筋力テストをすると右が極端に弱い、足のツボに鍼をし、骨盤を整える活法をし、再度テストをすると左右差も少なくなり、腰の痛みもほぼなくなり、前屈も出来るようになった。あとは日頃のセルフケアを伝えた。また何か問題があれば来て下さいと伝えて終了した。
主に使用したツボと活法
腰腿点1・2、玖路、外秩辺、委中、玉人、玉陽、大腰
関元の透し、骨盤回し、大腰筋の導引
考察
最終的には大腰筋の動きが悪く、痛みが出ていた症例だった。ぎっくり腰になった方はおわかりかもしれないが最初は広範囲で痛みがあり、どこが痛いかよくわらない場合が多々あると思われる。当院ではまず最初は多少痛み残っても一応動けるところまで目標にしている。そうすると広範囲でわからなかった痛みの部分、動きがわかるようになる。それをもとに治療を進めていきます。今後も少しでも早く原因となる所を見つけ出し、早期に動く事が出来るように努力していきたいと思う。
症例6 右腰とお尻の激痛
患者
80代 女性
来院
2018年6月
症例と来院理由
2日ほど前から右の腰とお尻を動かすと激痛が走り動く事ができない。座る事、起き上がる事も痛みでできない。トイレにはなんとか物に捕まりながら行く。この患者さんは2年前に股関節を人工関節にする手術をしている。あまりの痛みに人工関節がどうにかなってしまったのではないかと思った。当院には以前から通っており、往診の依頼があった。一度治療を受けて病院に受診するかを考えている。
症状と治療内容
仰向けの状態から痛みで動けない。どこが痛いかを手で示してもらったらお尻辺りがものすごく痛い。触診をすると少し触るだけでも強い圧痛がある。なぜこうなったのか本人も分からない。まず手のツボに鍼をし、置鍼を10分ほど行った。先ほどの緊張が解けて押さえてもさほどに気にならないようになった。一度起き上がってもらうと痛みはかなり楽になり、仙腸関節の辺りに痛みが移った。肘のツボに鍼をし、痛みはなく寝返りができるようになった。
立ち上がってもらい痛みを確認すると痛みはあるが動けるようになったとの事。治療を終了した。
次の日様子の確認のために電話したところ昨日あれから座ってサッカーの日本代表戦を見ることができ、動けるようになったので病院に受診はしなくても大丈夫との事。
主に使用したツボ
腰腿点1、2R、曲池L
考察
今回の症例では関節の問題ではなく、筋肉の痛みだった。なのでよく効いた。痛い部分には鍼をせず、手のツボを使い、腰の連動を整えるように行い、少しずつ動ける状態にまでサポートすることができた。今回のように痛い部分に触られない、触ってほしくない場合でも遠く離れた場所からアプローチができるのも鍼の長所だと思う。特に当院が行っている整動鍼という技術はツボが合えばアプローチする部位が正確にわかっているのでとてもわかりやすい。
症例5
症例4 朝起きたら痛みで動けなかった腰痛
患者
60代 男性
来院
平成30年 5月10日
症状と来院理由
一週間後にボーリングの大会に出るため頑張って練習をした翌日朝に起き上がる事ができない程腰が痛くなった。その日なんとか整形外科を受診し、痛み止めをもらって服用したが、痛みがキツく来院した。以前当院あり。
治療内容と経過
痛み止めが効いていて少し動ける様子。痛みのでる動作を確認すると前、後屈でかなり痛みがある。まずお腹の活法をし、前、後屈が楽になった。腰痛の活法をしだいぶ痛みはマシになった。骨盤、仙骨の辺りに問題があると考え、手のツボ、次いでお尻のツボに鍼をした。
痛みが10→4になったので治療を終了した。
二診目 翌日に来院。腰の痛みはかなり楽になり激しい痛みはなくなったが鈍痛がする。動きを確認すると後屈が痛みが強い。腰椎に問題があると考え、ふくらはぎのツボを使い、後屈は楽になった。ボーリングを投げる真似をしてもらうとフォールスルーしたときに腰に痛みがでる。
手のツボを使い、再度動作確認したところ痛みなく投げる真似をする事ができたので終了。
三診目 前日、治療後ボーリングの練習を再開したが特に問題なく8割程度の力で出来るようになった。前日晩から痛み止めは服用せず、腰の痛みは鈍痛が少し残る程度になった。
前回とほぼ同様の治療を行った。
四診目 初診日から一週間後 試合の成績は良くなかったが、楽しんでボーリングが出来た様子。今はほぼ痛みなくケアと為に来院。
試合の影響で腿の裏、腰が少し張りが出ている。腰のツボと手のツボで張りは改善できたので治療を終了した。
また何か問題があれば来院して下さいと伝え、無事卒業となりました。
主に使用したツボと活法
後谿L、外秩辺L、玉天L、腰腿点1L、腰眼L
関元の透し、腰痛パターン
考察
試合が迫って練習を頑張りすぎて無理がたたって出た腰痛で、腰局所だけに目を向けるのでなく、動作等も含めを全体的に診る事によって早期に回復する事ができた症例である。今後もしっかり原因を見極めて施術を心掛けていきたい。
患者
40代 男性
来院
平成30年3月
症状と来院理由
2日に仕事で前かがみの姿勢で長時間作業し、腰が痛くなった。前かがみはできるが、腰を後ろに反ると右の腰が痛くできない。歩けないわけではないが、痛みと違和感がある。
以前も腰痛で当院に受診したことがあり、来院された。
治療内容と経過
まず、お腹に活法をし、腰の活法をした。後ろに反る動作をしてもらうとだいぶ痛みがましになった。まだ少し痛みがあるので手のツボ、ふくらはぎのツボに鍼をした。後ろに反る動作はほぼ痛みもなくできるようになった。腰を右に回した時に少し痛みが出る。腰のツボに鍼をした。回した時の痛みはあまり感じなくなったので治療終了した。
2診目 5日後来院。3日間はあまり痛みなく過ごせたが違和感はある。腰の違和感のがお尻のあたり、骨盤周辺に場所が変わってきた。
骨盤を整える活法をし、手のツボに鍼をして治療を終了した。
主に使用したツボと活法
後谿、玉天、腸鳴
透し、腰痛パターン、骨盤回し、
考察
春先はぎっくり腰が多い。今回も軽いぎっくり腰のような症状だった。痛みの出ている場所ではなく、痛みが出る動作や、症状が出たときの状況などを丁寧に分析することで、速やかな回復につなげることが出来る。腰痛にも様々パターンがあり、足や手の緊張が腰痛を引き起こしている事は多い。
症例2 重い物を持ち上げた時グキっとなった腰痛
患者
40代 女性
来院
2017年 10月
症状と来院理由
仕事中に中腰から物を持って起き上がるときにグキっとなり腰に痛みが出た。腰が痛くなったのは初めての経験で翌日様子をみたが、痛みが変わらず、少しシビレのような感じもしたので以前通りがかりに当院があったのを思い出し、来院。
治療内容と経過
痛い部分は左右差はなく骨盤の上辺りに痛みと重だるさを感じる。次にどういう動作で痛みがでるのかを確認すると前屈、後屈ともに痛みはあるが特に前屈の方が痛みは強い、あと左に腰を捻ると痛みがでる。まず骨盤を調整する活法をし、再度動作を確認してみると前、後屈、左回旋も問題なくできた。お尻とももの裏の方に痛みは少し残っており、お尻を調整する活法をし、腰のツボに鍼をした。痛みはほとんどなく最後に肩に対する活法をして治療を終了した。
次の日に調子を伺うと仕事にも行け、痛みもシビレもないので治療を終了した。
主に使用したツボと活法
腰眼LR、骨盤回し、梨状筋の導引、肩甲骨返し
考察
軽いギックリ腰の様な症状で動けない程ではなかったので比較的に回復しやすい。早めに対処でき、少ない手数、ツボで一回の治療で痛みなく動ける様になった。
患者
10代 女性
来院
2017年7月
症状と来院理由
ウエイトリフティングの選手でデットリフトの練習中に腰が痛くなった。しゃがむ事が出来ず、練習が出来ない。大会が近いため、親の紹介で来院。お尻を突き出してしゃがむと右の腰、お尻に痛みが出る。前屈みも痛みが出る。
治療内容と経過
まず、骨盤の動きを整える活法をし、しゃがむ動作は前よりは痛みを感じなくなった。次にお尻の筋肉を調整する活法をし、しゃがむ動作は特に痛みはなくなった。前屈をするとももの後ろにつっぱりと痛みを感じたので腰のツボに鍼をした。ももの裏のつっぱりは楽になった。上半身にも問題があると考え、肩の軸を調整する活法をし、重さがない状態、普通にはしゃがみ込めるようになった。経筋の目的で足首のツボにパイオネックスを貼って終了。
2診目一週間後しゃがむ、前屈み、日常生活では問題なく練習では7割ぐらいの力は出る様になった。それ以上に重さになると少し痛みが出るので控えている。前回とほぼ同様の治療をした。
3診目腰の痛み、違和感はほぼない。また腰に痛みが出るのではないかと少し恐怖心はあるが、練習も出来ている。今回は腰よりも右手の親指が痛い、ウエイトリフティングの握り方は親指を中指と薬指の間に入れ、グリップを握る。その時に親指に痛みがでる。背中の緊張している所に鍼し、握る動作してもらうと痛みが軽減するので少し置鍼をし、鍼を抜き、再度握る動作をしてもらうとあまり痛みなく握れる様子なので終了。
何か問題があればまた来てもらうように伝え治療を終了した。
後日、患者の親に話を聞くと腰の方も大丈夫だった様子で大会も上位だったそうです。
主に使用したツボと活法
骨盤回し、梨状筋の導引、肩甲骨返し、腰眼R、T5(2)R崑崙R(経筋)
考察
大会前なので練習を頑張りすぎて腰に無理が行き、骨盤の連動性が欠けてしまい、腰やお尻に痛みが出たのではないかと考えた。軽いぎっくり腰のような症状だったが、骨盤、肩の軸を整え、連動を回復させて、早く症状が軽減し、痛いから動けないを動けるから痛くないに変えるのは活法ならではないかと思う。スポーツ選手の場合局所に刺激が強すぎと逆にパフォーマンスが下がる場合があるので気をつけなければならない。