耳鳴りから聞こえなくなった突発性難聴

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患者

患者 51歳 女性

期間

2024/1 計5回

症状

12/25から右耳鳴りが始まり耳が詰まっているような感じがするようになりその後右耳が聞こえなくなった。耳鼻科を受診すると突発性難聴と診断された。特に低音が聞こえない。プレドニンとアデホスコーワとメチコバールが処方された。

施術

初回

年末様子をみていたが、あまり大きな改善がなく耳鳴りと詰った感じがとても鬱陶しい。聴力の方は少し戻った感じはあるがまだ聞こえにくい。子どもさんの受験も控えており、ストレスがかかっている自覚はある。頚をチェックすると異常に緊張している箇所がある。ここが緩み、正常に戻れば耳の症状も落ち着いてくるのではないかと考えて施術を行った。

 

2回目 一週間後

2日前に低音が30dbまで改善したが、本人の体感的にはそこまで変わっていない。

引き継ぎ施術を継続。

3回目 10日後

2日前に耳の違和感が出て、一旦改善した聴力が70dbまで下がってしまった。

鼓室内ステロイドをするようになった。

4回目 一週間後

聴力は少し戻ったが、詰まっている感じと耳鳴りが気になる。左の後頭部の違和感が気になる

5回目 一週間後

耳の症状は少なくなっている。今週で耳鳴りや詰まり感が強く出たのは1日だけだった。前回気になっていた後頭部の違和感が鍼をした後気にならなくなり、症状もかなり軽減した。

その後耳の症状は落ち着いており、施術を一旦終える。

初診時
5診時

考察

今回の症例では改善していたが、また聴力が落ちてしまった。正直理由はわからないがたまにあるケースではある。

なので焦らず当初の目的であったら頚の緊張している箇所を緩める事に注力した。

鼓室内ステロイドや服用も併用し、鍼だけの力ではないと考えられるが後頭部の違和感の軽減が耳の症状の緩和に繋がっているのがわかる症例であった。

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