不調の多い自律神経の乱れ

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患者

27歳 男性

期間

2021/9〜

症状

お困りの症状は多岐に渡る

・めまい 

・首コリ

・喉の違和感

・逆流性食道炎

・胃腸の不快感 など

まず20歳の頃に仕事のストレスで過呼吸になり、不安症と診断された。昔から身体やメンタル的に強い方ではなかったが、その頃から不調が顕著に現れた。

常に頭がフラフラし、めまい感がある。 特に朝起きた時に。そのため仕事に行く事は出来ず、休職中である。

気圧の変化に弱く、体調が安定しない。眠りも浅く、睡眠薬を服用している。身体が緊張しやすく緊張が強くなると動悸が起きて動けなくなる。食事は食べられずここ最近で体重はかなり減った。お腹が硬く大きく息を吸うことができない。

右の首コリが気になってとてもツラい。

色々な病院や整体などにも通ったがあまり芳しくなく、鍼灸が最後の砦だと考えて連絡を頂いた。

施術

初回

まず首コリに注目し、この首コリが色々な症状の要因になっているのではないかと考えた。右の首の緊張がとても強く、そこを緩めるように施術を行った。

お腹もカチカチに張っていたのでそこを緩めるようにお灸などを行った。

2回目 1週間後

首コリは少しだけいい気がする。今日は天候が悪くめまいをいつもより感じる。お腹の張りもまだ気になっており、息が大きく吸えない感じがする。光にも弱くスーパーなどの街頭を見るとフワッとすることがある。

前回と同様の施術を行う。

3回目 1週間後

首コリの感じは楽になってきているが、めまい感はまだあまり変化が分かりにくい。

今回は目の違和感に注目し、施術を行った。

4回目 1週間後

首コリやお腹の硬さやのどの違和感は調子よかったが、ここ最近急に寒くなったせいかまた調子を崩す。セルフケアとして自宅でお灸をしてもらう。

5回目 1週間後

今日時短ではあるが10カ月ぶりに仕事にいくことが出来たと報告してくれた。

めまいはまだある。首コリはかなりマシになっている。

6回目 10日後

その後仕事に行く事が出来ている。めまいは少なくなっている感じがする。職場では緊張するためかお昼ごはんを食べる事ができない。当院に置いている本を貸し出した。

7回目 10日後

前回に貸し出した本を参考にセルフケアにも取り組んでいる。仕事にも行く事ができている。お昼ごはんも食べれるようになっている。今気になっている事は頭がぼーっとする感じがする。めまいは若干あるが以前に比べると良くなっている。

8回目 3週間後

調子は悪くなく右の首肩が少し凝る程度。仕事で腰を少し痛めた。しっかり仕事にも行く事ができている。

9回目 1ヶ月半後

この期間に風邪を引いてしまって体調は崩れたが、いつもならズルズル長引くが割と調子は戻った。最近は睡眠薬を飲むと次の日が重だるくなるので服用していないが、睡眠は取れるようになった。

 

その後気温差などで体調を崩す事はあるが、仕事にも復帰し、運動を始めてみようかと意欲的にもなっている。調子を見ながら継続中

考察

長年のお困りの症状があったが、大きな要因としては首肩コリが影響していたのではないかと考えた。そこをコツコツと緩めるように施術を行った。首コリが楽になると体調もよくなっていった。

なかなか症状が良くならない期間も真面目に通って頂き、セルフケアにも積極的に取り組んで頂けたので一つ一つと症状が緩和し、笑顔も増え仕事にも行く事ができるようになった。

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