機能性ディスペプシアによる胃もたれや吐き気

2 min 25 views

患者

36歳 女性 会社員

 

期間

2020/5~

症状

去年の11月頃から胃の調子がおかしくなり始めた。胃の張り、胃のもたれ、吐き気などが常にあり、食事も量も取れなくなり1ヶ月で4キロ痩せた。

病院で胃カメラでの検査をしたが、特に異常はなかった。

ちょうどその頃に仕事も忙しくなって精神的負担がかかったのではないかと考えられる。

鍼を受ける前に整体にも行った。肩こりが慢性的にあったが、肩こりは楽になった。

胃の不調は一番悪い時を10とするなら今は4ぐらいにまでには落ち着いてはいるが、胃の辺りが常に気になり日常生活にも支障が出ている。

ツイッターで鍼が機能性ディスペプシアに効果的と知り、当院に連絡を頂いた。

施術と経過

初回

お腹の張りを確認してみるの心窩部(胃の辺り)と左側の季肋部に圧痛と不快感が顕著にある。患者本人もその辺りがツライと感じていて、常に胃の存在感を感じている状態。

手、足、スネ、頭のツボに鍼をしてしばらく5分ほどそのままにした。再度硬かった部分をチェックすると先程の圧痛や不快感が減っている。

次にうつ伏せになってもらい、お尻のツボ鍼をし、背中にお灸を行った。

再度お腹のチェックをしてみると最初よりうはだいぶ楽になっている。胃の存在感も薄れている感じの様子。今回はこれにて終了。

2回目 1週間後

その後胃の調子はそこまで悪くなっていない感じで、胃のムカムカ、もたれはあまりなかった。便秘で少し下腹部が気になる。

以前お灸のセルフケアをお願いしたところちゃんとお灸を続けてくれている様子であった。

前回とほぼ同様にして便秘に対してスネのツボを追加した。

3回目 1週間後

胃が気にならなくなる時間も増えてきた。食後はすぐにお腹が張ってしまう。空腹の方が身体は楽。便は少しつ出ている。

前回と同様の施術を行った。

4回目 2週間後

前回から調子が良いので期間を空けてみた。調子の方は悪くないが、胃の鈍痛がする。最近は下痢ではないが軟便傾向。アイスを食べたため冷えたのかもしれない。生理前には胃の不調が出てくる。最近は汗をかくようになってきた。以前は岩盤浴などに行っても汗をかかなかったが、今はしっかり汗が出る。

 

5回目 2週間後

下痢はまだ治まらない。胃の不調はなく、少しだけチクチクする感じがまたにある程度。今回は右側に硬さがある。

6回目 2週間後

下痢はやっと落ち着いてきた。生理前なので少しだけ胃の不調が出るがそこまで気にならない程度。

7回目 2週間後

生理になると不調はなくなった。調子はいい感じ。

8回目 3週間後

たまに胃の不調はあるが、すぐに治まり気にならない。

9回目 4週間後

調子は良い方で胃の不調はなく過ごせている。食事も気をつけているが楽しくたべれるようになっている。

 

メンテナンスの目的で月に一回施術を行っていく予定。

ツボ

合谷、三陰交、曲泉、上巨虚、百会、胞肓、築賓、四瀆など

考察

機能性ディスペプシアは病名自体があまり知られていないが、困ってる方は意外に多いと思われる。

お腹の硬さや張りなどはなかなか取れない事が多い。鍼をする事により緊張しているお腹を緩めてあげると胃の不調は感じにくくなり、生活の質がグッと上がる。セルフケアでお灸を行ってくれていた事も改善にも繋がったのではないかと思われる。

機能性ディスペプシアにはストレスが多く関わっていると言われている。身体の調子が良くなる事により身体的、精神的ストレスの緩和にも繋がると考えている。4回目辺りから汗をかきにくい体質にも変化があり、自律神経系にも良い変化があったのではないかと思われる。

関連記事