ひどい首肩こりからの左手のシビレ

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症例|肩こり・左手のしびれ(斜角筋症候群)
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肩こり / しびれ / 腰痛

慢性的な肩こりと左手のしびれ
— 斜角筋症候群への鍼灸アプローチ —

40代男性・会社員 / 2回施術で症状ほぼ消失

主訴肩こり・左手しびれ・慢性腰痛
施術回数2回(1ヶ月後に再来院)

CASE SUMMARY

  • 肩こりがひどくなると左手のみしびれが出現
  • 腰の慢性的な鈍痛も併発
  • 検査(ライトテスト)で斜角筋症候群を示唆
  • 1回目の施術後1週間で左手のしびれがほぼ消失
  • 2回目(1ヶ月後)でさらに改善、腰痛も軽快
01

初診時の訴えと所見

患者様は慢性的な肩こりに長年悩まれており、肩こりがひどくなると左手のみにしびれが出るという特徴的な症状をお持ちでした。頭痛は伴わないものの、しびれの出現タイミングが肩の緊張と連動していることが気になる点でした。また、腰の鈍い痛みも常にある状態で、日常生活への支障を感じておられました。

鍼灸は以前に経験があり、効果も実感されていたとのこと。今回は再び鍼灸によるアプローチを希望されてご来院されました。

触診では、左側の胸鎖乳突筋に顕著な緊張・張りが確認されました。また、腹部全体にも硬さ(腹診での反応)が見られました。しびれの出現パターンと胸鎖乳突筋・斜角筋の状態から、斜角筋症候群が疑われました。ライトテストを実施したところ、再現性のあるしびれが確認され、診断の裏付けとなりました。

02

施術の経過

1回目

全身の緊張を解放 → 局所へのアプローチ

まず全身の緊張を緩めることを優先し、手・足・頭部への鍼で腹部の硬さを解消。その後、左右の肩甲背神経に対してパルス(低周波鍼通電)を実施。最後に首・肩・背中・腰の背面全体にパルス治療を行いました。施術後、首肩のこりは大幅に軽減し、腰痛も消失。

1週間後

経過確認(電話・問診)

「かなり調子が良い」とのご報告。特に左手のしびれがほぼなくなったとの変化が見られ、日常生活のストレスが大きく減ったとのことでした。

1ヶ月後
2回目

維持・深化の施術

首肩の調子は良好を維持。左手のしびれは「少しある」程度まで改善。腰もまずまず良い状態。前回とほぼ同様の施術を行い、さらに体が楽になったとのこと。斜角筋・首周辺の緊張を丁寧に緩めることで、残っていたしびれもさらに軽快しました。

03

施術のポイント

腹診で全身状態を把握:腹部の硬さは全身の緊張を反映します。局所だけでなく全体を整えることが症状改善の土台になります。

斜角筋症候群へのアプローチ:首の前面にある斜角筋が緊張・肥厚すると、腕神経叢・鎖骨下動脈が圧迫されてしびれが生じます。ライトテストで再現性を確認したうえで、斜角筋と首周囲の緊張を緩める施術を重点的に行いました。

肩甲背神経へのパルス治療:肩甲骨周囲の筋肉を支配する肩甲背神経に電気刺激を与えることで、深層の緊張を効率よく緩和しました。

背面全体へのパルス治療:首から腰まで連続的にアプローチすることで、慢性腰痛を含めた広範囲の症状に同時対応しました。

04

治療結果

肩こり
大幅に改善
左手のしびれ
ほぼ消失(2回目でさらに軽快)
慢性腰痛
1回目施術後に消失
施術回数
2回(1ヶ月間隔)
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