目次
患者情報
30代・女性
施術期間
2025/1 〜 2026/4 計16回(現在も月1回ペースで継続来院中)
症状の詳細
- 幼少期から便秘気味で、思春期の頃からひどく悪化
- 1週間出ないのは当たり前で、お腹の張りも常にある
- 生理の時期になると、下痢のような形で一気に出ることがある
- 酸化マグネシウムや下剤を服用しているが、出にくさが残る
- 仕事柄トイレにいつでも行ける状況ではなく、便意を我慢することが多い。一度我慢すると、その後なかなか出にくくなる悪循環があった
もともと首肩こりで通院されていたが、あまりの便秘のひどさに相談された。
施術経過(全16回・現在も月1回ペースで継続中)
初回〜5回目
お腹の硬さや冷え、背中や腰まわりの緊張を確認しながら施術。長年の便秘は自律神経の乱れや腸のぜん動運動の低下が関わっていることが多いため、お腹だけでなく全身の血流・巡りを整えることを目的に施術を行いました。
6回目
この頃から便通に変化が出始めたとのことでした。
7回目〜16回目
施術を重ねるごとに便通のリズムが安定していき、以前に比べてかなり改善した状態に。現在は月1回ペースの施術で、良い状態を保てています。
考察
慢性的な便秘は、腸の動き(ぜん動運動)の低下や自律神経の乱れ、冷え、ストレスなどが複雑に関わっていることが多く、お薬だけでは根本的な改善が難しいケースも少なくありません。この方の場合も、トイレを我慢する習慣が長年続いたことで、便意を感じにくくなっていた可能性が考えられます。
鍼灸による便秘への効果については、中国の医療機関で行われた比較的大規模な臨床試験でも報告されています。中国の15の医療機関で1,075人を対象に行われた研究では、8週間・28回の電気鍼治療を受けたグループは、効果のないツボに行った対照群と比べて、週あたりの自然排便回数の増加がより大きいという結果が報告されました(Liu Z, et al. Annals of Internal Medicine, 2016年)。
もちろん効果には個人差があり、この研究結果がすべての方に当てはまるわけではありませんが、鍼灸が便秘に対して一定の効果を期待できる選択肢であることを示す報告のひとつと言えます。
※お薬の変更や中止は、自己判断せず必ず主治医にご相談ください。鍼灸は病院での治療と並行して受けていただけます。
参考文献
Liu Z, Yan S, Wu J, et al. Acupuncture for Chronic Severe Functional Constipation: A Randomized Trial. Ann Intern Med. 2016;165(11):761-769. doi:10.7326/M15-3118
慢性便秘と鍼灸治療について
慢性的な便秘は、食事や運動だけでは改善しにくく、酸化マグネシウムなどのお薬に頼らざるを得ない方も多くいらっしゃいます。特に「幼少期から便秘がち」「薬を飲んでも出にくさが残る」という方は、腸そのものの動きが弱くなっていることも考えられます。
鍼灸では、お腹・腰・背中の緊張をゆるめて血流を促し、自律神経のバランスを整えることで、腸が本来持っている動きを取り戻すことを目指します。
患者さまの声
施術の合間に、患者さまからLINEでうれしい経過のご報告をいただきました。

「便通毎日ではないけど、割とありますよ」
「今までで1番お通じいい感じです」
※個人の感想であり、施術の効果には個人差があります。
岡山市で慢性便秘・お薬に頼りたくない方へ
岡山市で「1週間出ないのが当たり前になっている」「酸化マグネシウムを飲んでも出にくい」「トイレを我慢する生活が続いている」とお悩みの方は、しらお鍼灸院にお気軽にご相談ください。まずはLINEまたはお電話でお問い合わせください。



