目次
患者情報
16歳・男性・高校生
施術期間
2025/10 〜 2026/4 計10回
症状の詳細
- 朝方、1時間近くトイレにこもってしまうほどの下痢
- ガスが多く出て、お腹の張りが常にある
- 食欲があまりなく、無理をすれば食べられる程度
- 学校の緊張する場面や、部活(吹奏楽部)の人が密集する場面で「ガスが出そう」という不安が強い
- 病院で過敏性腸症候群(IBS)と診断され、イリボー・コロネルを処方されたが、あまり効果を実感できなかった
- もともと体が弱い体質で、小学校の頃から学校を休みがちだった
診察の中で、「緊張すると無意識に空気を飲み込んでしまうくせ(呑気症)」があることも指摘されていました。
施術経過(全10回)
初回〜5回目
お腹の張りや緊張、背中や首肩の状態を確認しながら施術。思春期は自律神経が乱れやすい時期でもあるため、腹部だけでなく全身の緊張をゆるめることを目的に施術を行いました。この間、目立った変化はなかなか出ず、本人にとっても不安な時期が続きました。
6回目
この頃からようやく変化を感じ始めたとのことでした。朝のトイレの時間が少しずつ短くなってきました。
7回目〜10回目
緊張する場面でも空気を飲み込むくせを意識するようになったことも重なり、症状は徐々に落ち着いていきました。現在は1時間トイレにこもるようなことはなくなり、一番つらかった時期を10とすると、今は1〜2まで改善しています。
考察
過敏性腸症候群の治療では、イリボーやコロネルなど腸の動きを整えるお薬が処方されますが、この方のように十代でストレスや緊張の影響を強く受けているケースでは、お薬だけでは改善しにくいことがあります。
自律神経の乱れに加え、緊張時に空気を飲み込むくせ(呑気症)がガスや張り感を悪化させていた可能性も考えられます。全身の緊張をゆるめる施術と、ご本人の意識づけが組み合わさったことで、少しずつ改善につながった症例です。6回目まで変化が見えにくい時期もありましたが、焦らず継続いただけたことが良い結果につながりました。
※お薬の変更や中止は、自己判断せず必ず主治医にご相談ください。鍼灸は病院での治療と並行して受けていただけます。
過敏性腸症候群(IBS)と鍼灸治療について
過敏性腸症候群は、検査で異常が見つからないにもかかわらず、下痢・便秘・お腹の張り・ガスなどの症状が続く状態です。特に思春期は、学校生活のストレスや緊張の影響を受けやすく、症状が強く出ることがあります。イリボーやコロネルといったお薬が処方されますが、「薬を使っても不安が消えない」というお悩みも少なくありません。
鍼灸では、お腹や背中、全身の緊張をゆるめて自律神経のバランスを整えることを目指します。刺激は弱めに調整できますので、お子さまにも安心して受けていただけます。
保護者の方からの声
施術の合間に、お母さまからLINEでうれしい経過のご報告をいただきました。

「朝の下痢はあるみたいですがトイレを占領することはなくなりました。それだけでも家族は嬉しいです」
「ガスも出ているみたいですが、以前ほどではないみたいです。本人は落ち着いてるそうです」
朝の忙しい時間にトイレを長時間占領することがなくなったのは、ご本人だけでなくご家族にとっても大きな変化だったようです。来年の受験を控え、今の状態を維持できるよう施術を継続しています。
※個人の感想であり、施術の効果には個人差があります。
岡山市で過敏性腸症候群(IBS)・思春期のお子さまのお悩みなら
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