患者
52歳 女性
期間
2023/5 計2回
症状
3日前に寝違えたのか首が痛くなり、その日に自分でマッサージをして翌日から起きていても座っていても寝ていても何をしていても痛みが強く困っている。
最初はシビレは少しだけ出ていたが、今はなくなっている。
病院に受診し、痛風の疑いがあるから1週間空けてまた来てほしいと言われた。
首の可動域を確認すると全ての動きで痛みが出ている。特に右に振り向くとかなり強く痛みが出て動かない。
車の運転が不安なので連れてきてもらって来院した。
とにかく日常生活に不便、車の運転や歩行時の振動、仰向けに寝る時起きる時のなる時激痛など
施術
初回
痛風の疑いがあるとされていたが、できる範囲で痛みが緩和できればと考えた。
まずはある程度動かせるようになる事を目標に施術を行う。
施術後は首がある程度動くようになり、痛みも半分ぐらいに落ち着いた。一回で全ての痛みをなくそうとやりすぎると逆に良くないことも多い。
2回目 4日後
その後は首は順調に回復し、もう何をしても痛くなくなり9割良くなった。強いて言えば動かすと少し突っ張る程度。今は首より他の股関節が気になるようになった。
首の調整もしつつ股関節の施術も行い、股関節も調子よく動かせるようになった。
考察
今回は自分でマッサージをしたことにより、炎症が広がってしまいより痛みが増したのではないかと考えた。
このようなケースはよく経験する。患者さん本人が過度に痛いところに刺激をするのは良くない事の方が多い。
寝違いでもぎっくり腰でも激しい痛みに注目するだけではなく動きに注目する事で改善のヒントが隠されている事がある。