目次
患者
28歳 初産 現在34w 2021/3 計5回
症状
本人は逆子である以外は特に問題ないと仰っていましたが、色々お話をお聞きすると
・妊娠初期から逆流性食道炎のような症状になり、常に喉が締め付けられている感じがしている
・妊娠前から肩こり、腰痛もあり逆子体操がとても苦痛である。逆子体操の途中では背中や肩が痛く、逆子の関係で左を下にして寝ないといけないけど痛くて出来ない。
・お腹の張り自体はそこまで自覚はないが、張り止めのお薬を出されている。
・元々冷え性で足先に少し冷えを感じている。
現在は産休中でご自宅でゆっくり過ごされている。特に担当のドクターから指示はなく、羊水もあり、胎盤の位置に関しても問題がないとの事。
施術
初回
まずお腹の硬さを確認させてもらうと脇腹の辺りとあばらの辺りに硬さ(緊張)を見つかった。さらに首、肩、腰にも気になる緊張を見つけたのでそれらを緩めるように施術を組み立てた。
施術後にご主人が一緒に来られていたので自宅ケアの方法と安産灸と逆子のお灸を指導し、終了した。
2回目 1週間後
検診でまだ逆子であった。帝王切開の日取りが決まり、少し焦っている。
前回にお困りであった。喉の締め付け感や左を下にした体勢での腰痛もかなり改善している様子。
前回に引き続き施術を行った。
3回目 3日後
お腹の感じではまだ逆子だろうという事。硬さを確認し、施術を行った。
4回目 5日後
検診で橫位になっているのでもう少し回ってくれたらいけるだろうとドクターに言われた。
お腹の硬さもあまりなくなっている。
逆子以外で困っていたマイナートラブルはほぼ感じなくなり、日常生活はだいぶ楽に過ごせるようになっており、逆子体操も苦にならない程度になっている。
5回目 1週間後
まだ橫位で逆子である。次の検診でラストチャンスになる予定。
5日後、無事逆子が直っているとラインを頂いた。

考察
37wとギリギリであったが、回ってくれて安心した。鍼灸に出来る事は母体であるお母さんのサポートである。お母さんがリラックスできる状態を作ってあげる事によりお腹が緩みやすくなり、結果赤ちゃんが回りやすくなると考えている。
この妊婦さんもご主人ともども熱心に自宅でのケア、お灸を行ってくれたのでそれも相乗効果でよかったのであろう。

出産後嬉しい報告頂きました(*^-^*)