首の痛み

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症例4 振り向く事が出来ない首の痛み

患者 
30代 女性
来院 
2018年6月
症状と来院理由
2日ほど前から朝急に首が痛くなり、動かせなくなった。特に左に振り向くのがツラく、出来ない。その他にも首を前後に動かす事もツラい。仕事を2日休み、近くの整骨院に行ったが改善がみられないため、以前通っていた当院に連絡があった。

 

治療内容と経過
もともと慢性的に肩こりがあり、最近よくスマホを触る事が多く、仕事とプライベートでの疲れも溜まってなったのだろうと本人は考えた。
丁寧に首から背中の辺りを触診すると背中に特徴的な硬さを見つけ、手のツボに鍼をした。
左への振り向き動作は少し楽になった。背中の緊張しているツボに鍼をした。首の前後の動きが少し改善した。これで横向きに寝てもらう。
朝はこの寝る動作も首が痛くて出来なかった。
スネのツボに鍼をし、少し置鍼をした。そして仰向けになってもらい活法を行った。
また座ってもらうため、起き上がってもらったがこの時に首の強い痛みが出た。起きてもらい首の動きを確認したところ痛みは10→4ほどになった。小さく頷く動作で痛みは少しですが施術前と比べると楽になった様子。治療を終了した。

2診目 3日後、前回の翌日に首の痛みはかなり楽になり、高速バスで遠出の旅行に行くことができた。今は振り向き動作は良くなり、今度は右の首が気になるような気がするとの事。小さく頷く動作で痛みが少しでる。背中のツボに鍼をし、頷く動作でも痛みもなくなった。今は首が重だるいような感じがするとの事お尻のツボに鍼をし、重だるさも軽減したので治療を終了した。

3診目 1週間後、小さく頷く時の痛みはもうなくなっている。起き上がる時に首を持ち上げる動作で少し痛みを感じる時がある程度なった。手のツボに鍼をした。起き上がる時の痛みはなくなった。肩こりはやはり感じるとのこと。お尻とふくらはぎのツボに鍼をした。肩甲骨と鎖骨を動かす活法をし、治療を終了した。
首の痛みはもうほぼないが肩こりの治療を継続中

主に使用したツボ、活法
後谿L、T5(2)L、T4(3)L、懸鐘L、T4(2)R、次りょうR、合谷R、承山R
勾玉、側軸通し、突き引き、綱引

考察
慢性的肩こりもあり、スマホをよく触ったり、疲れも溜まってしまって胸椎に過度に負担がかかってしまって寝違えのような痛みが出た症例だった。この場合首、肩を揉んでもその場は少し楽になるかもしれないがこれではまた症状が戻ってきやすく、最悪の場合痛みが増してしまうかもしれません。まずは原因である胸椎にピンポイントでアプローチする事が大切です。この場合は痛みが増す事はほぼありませんし、患者さんの身体の負担も少なく済みます。今度もしっかり原因を見極めていきたいです。

症例3 40年前にやってしまったムチウチ後遺症

患者
70代 男性

来院
平成30年 1月

症状と来院理由
最近仕事が忙しかったためか昔、ムチウチやってしまった後遺症かじっとしていても痛みがあり、どうにかしたくて家の近くにある当院を思い出し来院。

40年前にひどいムチウチ経験し、疲れが溜まると首が痛くなってしまう。一番つらいのはじっとしていても痛み、気分が悪い。吐き気はない、首を左右に振り向くことはできず、後ろに反る事もできない。肩が凝ってつらい。


治療経過と内容
1診 まずは座位で背中の緊張している所に2ヶ所鍼をし、首を動かしてもらうと左右に振り向く動作はまだ痛みはあるがだいぶ動かせるようになった。じっとしていると首が痛くなる。うつ伏せになってもらい仙骨のツボにしばらく置鍼をし、首と肩が少し楽になった。左右に首を振り向き動作はスムーズにできるようになったが、首を後ろに反らすとまだ痛みがある。手のツボに鍼をし、だいぶ動かせるようになったので治療を終了した。
2診(2日後) 昨日までは調子はよかったが今日は首が痛みがある。左右の振り向き動作は以前よりは良い。じっとしているとつらい、首を後ろに反らすと痛みが出る。
足首にツボに鍼をした。あとは前回と同様に治療した。
3~6診 同様の治療をした。途中でインフルエンザ罹り期間が空いてしまったが、じっとしている首の痛みはあるが8割ぐらい軽減し、日常生活ではさほど気にならなくなった。
最初の頃は首全体が痛みがあったが今では左の首の痛みがピンポイントで分かるようになった。気になる所に対応する足のツボに鍼をし、首は楽になった。

主に使用したツボ
T4(2)L、T6(3)L、次?LR、外谷L、水泉L、大鍾L、承山L

考察
40年以上前からのムチウチでいつも痛みがあり仕事が忙しくかなり無理している状態だったのでなかなかその場ではよくなってもまた痛くなってしまうの繰り返しだった。痛みが強い場所に鍼をして鎮痛作用を狙う治療法が多いが、こういう時にこそ刺激量を多くならないようにした方が早期に改善に繋がる。日常生活では問題はなくなっているが、本人の希望で月に1度ぐらいペースで通院継続中。

症状2 朝起きると首が動かなくなった寝違え

患者
70代 男性

来院
2017年10月

症状と来院理由
2日前にパソコン作業を1日中して次の日に首が動かせなくなった。
左右に首を回すと痛くて動かせない。特に右に向くと痛みが激しい首を前、後ろに動かすのも痛みがあり、できない。
シビレなどはない。
以前から鍼灸は経験があり、ホームページを見て来院した。

治療内容と経過
1診 まず、背中にある顕著なコリに鍼をし、少し動かしてもらうと痛みはまだあるが前後には動かせる様になった。首を左右回すは痛い。

股関節から首の動きを整える活法をした。左右にも少し動かせる。よく聞いてみるとアゴを開けたときに痛みがでる。アゴに関係のある背中のコリをみつけ、手首にツボに鍼をしアゴの開閉での痛みは軽減した。
また丁寧に触診すると背中に顕著なコリをみつけ、手のツボ、首に関係するお尻のツボを鍼をした。首を動かしてもらうとまだ痛みはあるがだいぶ楽に動くようになったので治療を終了した。
2診 4日後来院、前回の治療後次の日には首の痛みはほとんど感じなくなった。今は後ろ頭が重たい感じがする。首に顕著なコリをみつけ、足首のツボに鍼をし、後ろ頭の重さを尋ねるとあまり感じなくなった様子で治療終了した。
主に使用したツボ、活法
養老R、六谷R、次リョウR、T6(3)R、T4(2)R、水泉R、勾玉
考察
今回は寝違えのような症状で、長時間パソコン作業での手の使いすぎが胸椎の連動性に影響したのではないかと考えた。手のツボでや背中のツボで胸椎のバランスを整える事によって早期に改善することも多い。
今回は受傷後2日と比較的短い間隔で治療することが出来たのが功を奏した。身体のバランスが崩れたままの生活を続けると、それを補うために、他の部分のバランスも崩れ、問題が複雑化してしまうこともある。

症例1 左の首の痛み
患者
女性 90代
来院(往診)
2017年 1月
症状と来院理由
若い頃に首の手術をしている。今痛みがいつ頃になったのか本人も覚えていない、左に首を回すと激しい痛みと音が出る。病院ではレントゲンを撮ってもらったら骨が歪んでいると言われた。患者は高齢のため特に何も出来ず、湿布と痛み止めを出されている。最近では激しい痛みに加え後頭部まで冷たい痛みが走る様になってきた。
この患者は以前から往診させていただいており、その都度治療をしていたがなかなか改善がみられなかった。この度は新たな治療を試みた。

頭 左回旋

治療の経過と結果
首の動きは股関節と密接な関係があると考え、股関節を緩めて首を調整する活法をし、首を箱灸で温め、座位で背中の緊張している部分に鍼をし、首を左に回してもらうと痛みはあるが動くようになったのを確認して終了。
同様の治療を十数回、痛みは多少残るものの激しい痛み、音はなく、冷たい感じもなくなり、楽に過ごせている。継続して治療中、
主に使用したツボ・活法
勾玉、T4(3)L、T6(2)L
考察
以前の治療ではどうしての首にばかり目がいき、局所的な治療になっていた。患者は高齢のためあまり動く事ができず、股間節も硬くなっており、首にも影響が出ていたではないのか、股関節と首との連動を改善し、背中の緊張を緩める事で完治こそ難しくとも痛みの軽減に繋がったのではないかと考えられる。

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